大人になって小学校、中学校の勉強のやり直しや、英語の勉強をしても長くは続かず挫折してしまうことは多いですよね。
今回はなぜ勉強が習慣化できないのか、その理由についてまとめました。
勉強以外でも、何かを続けることは一般的に難しいとされています。
まわりの人をよく観察していると「続けられない人」には下記の共通点がありました。
- 達成後の自分をイメージできていない
- 勉強する時間を確保していない
- 習慣化できていない
勉強を継続する上で重要なものは上から順番に記載しています。
逆にいうと、これらをすべて解消すれば勉強を挫折せずに続けることができるようになります。
上から順番に説明します。
※仕事で必要となる資格のような強制力のある勉強ではなく、自発的に勉強するものを対象としています。
達成後の自分をイメージできていない
大人になって、社会人になって勉強をやり直したい理由は人それぞれだと思いますが、「なんとなく必要そう」「頭良くなりたい」「自分を変えたい」といったように、漠然とした理由になっていないでしょうか?
実は僕も「頭良くなったらなんか人生楽しそう」という漠然とした理由でやり直しの勉強を始めたことがあるのですが、すぐさま挫折してしまいました。
理由は簡単で、達成後の自分をイメージできていないので様々な誘惑に負けて勉強が疎かになってしまうんですよね。
仕事が終わったらボーッと好きなyoutube見ながらご飯食べたりゲームしたりTwitterしたりした方が楽しいし、何より勉強と違ってめんどくさくないので。
勉強を続けて達成した先のイメージが無いので、いとも簡単に誘惑に負けてしまいます。
勉強する時間を確保していない
何を当たり前な…と思われそうですが、これは意識していないとなかなか難しいと思います。
- 勉強したいけど今日はゲームしたい
- 週末だから勉強せずに飲みに行きたい
- 友達と遊ぶ約束をしたから今日は勉強無し
勉強はしたいもののこういった誘惑に勝てず、勉強が習慣化する前に挫折してしまうのを僕もよくしていました。
勉強より楽しいことを優先してしまうのは当然ですよね。
ですが、その時間は勉強に充てられていないため、自身の成長が遅く、また実感することもないため挫折してしまいます。
様々な誘惑に負けるということは「勉強をしない」という選択をし続けていることになります。
時間は有限なので、何かの時間を削らないと勉強する時間が入り込む隙がありません。
習慣化できていない
これは言わずもがなですが、勉強を継続するにはすなわち習慣にする必要があります。
達成後の自分がイメージできておらず、勉強を継続させるために必要な時間の確保を意識していないと、そもそも習慣になることはまずありません。
習慣化のたとえでよく毎日の「はみがき」が引き合いに出されますが、はみがきは短時間で終わり、かつ歯を磨かないと虫歯になり歯がなくなり人生に支障をきたすということを分かっている(明確なイメージ)ため、これは難なく習慣化できていますよね。
勉強を挫折しないようにする方法
ではどうやって勉強を挫折しないで習慣化することができるのか?についてですが、まずは達成後の自分を明確にイメージすることをおすすめします。
そうは言っても「達成後の自分を明確にイメージすることなんて難しい…」という方が大半だと思います。
僕もそうでした。
そこでおすすめなのが、なぜ勉強をやり直したいと思ったのかを書き出してみることです。
ちょっとした理由でも全然大丈夫です。
ちなみに僕がなぜ勉強をやり直したいと思ったのか、書き出した内容は下記になります。
- ニュースが分からない
- 政治関係の話とか、経済(円安円高、インフレとか)の話が分からない
- 人が話していることを理解できないことがある
- 第一次産業という言葉が分からなかった
- 恥をかいたことがある
- 秩父がどこにあるのか分からなかった
- 終戦記念日がいつか分からなかった
- 広島県が九州地方にあると思っていて笑われた
- 漠然と頭が良くなれば人生が楽しくなる気がした
- いろんなものを考察したり、難しい本とか読めて頭の良い自分に酔いしれることができる気がした
- 歴史ものの小説や大河ドラマも楽しめる
- 漫画もノンフィクションの歴史がベースになっているものがあって楽しめるはず
- 知的な方がカッコいい
- 知的な方がイメージとしてカッコいい
- 英語のコンテンツとかに触れたい
- 英語ができれば世界が広がると思った
自分の頭の中にある理由を言語化して書き出せば、なぜ勉強をやり直したいと思っていたのかが明確になります。
書き出したら次は、これらの理由を達成した言葉で置き換えます。
- ニュースが分からない → ニュースの内容が分かり人に説明できるようになった
- 人が話していることを理解できないことがある → 教養が必要な会話もスムーズにやり取りできるようになった
- 恥をかいたことがある → 人に教えてあげられるようになった
- 漠然と頭が良くなれば楽しくなる気がした → 思慮深くなり、世界にあるあらゆるものを考察したり物事の本質を見抜けるようになった
- 知的な方がカッコいい → モテるようになった
- 英語のコンテンツとかに触れたい → 外国人の友達ができ、洋書やゲームなんかも英語版のまま楽しめるようになり世界が広がった
これで勉強を継続することで得られる達成後のイメージが明確になったと思います。
これをスマホのメモアプリに保存するか、紙に書き出して目立つところに貼って、いつでも見えるようにしてみてください。
youtubeを見たくなったとき、SNSを見たくなったとき、ゲームをしたくなったとき、遊びに行きたくなったとき、様々な誘惑が出た時に見返すことでストッパーの役割をしてくれます。
これは実体験からのお話です。
是非試してみてください。
次に、勉強する時間の確保についてですが、日常的に行っていることをリスト化してみてください。
- ネトフリで動画を見る
- youtube動画を見る
- SNSする
- ゲームをする
- お酒を飲む
- 友達と遊ぶ
- ご飯を作る
こんなようなリストができあがると思います。
そしてこの中から時間を減らせるもの、もしくは止めてしまっても良いものを選びます。
- ネトフリで動画を見る → 食事中だけ見るようにする
- youtube動画を見る → 食事中だけ見るようにする
- SNSする → 通知が来たときだけ返信のみする
- ゲームをする → 止める
- お酒を飲む → 月に2回まで
- 友達と遊ぶ → 親友以外とは遊ばないようにする
- ご飯を作る → 健康のため自炊は継続
こんな感じでまとめると、どれにどのくらい時間を使って良いのかが明確になるので、かなりの時間を確保できるようになります。
これを意識して見返すようにすることで、勉強する時間を確保できるようになります。
最後に勉強を習慣化する方法です。
達成後の自分をイメージ、時間の確保、この2つが出来ていることが前提ですが、この2つさえ出来てしまえば習慣化は結構簡単だと思います。
なぜなら「今勉強を休んだら、また元の勉強しなかった自分に戻ってしまうのでは…」という恐怖感だったり「せっかく習慣化できたのに休むのはなんかもったいないな…」といったように他の作業がしづらくなるマインドに自然となっています。
それでも習慣化する前は結構苦しいと思うので、ToDoリストで毎日の作業を管理することを強くおすすめします。
ちなみに僕の場合ですが、勉強だけでなく、その日にやらなければならない作業、もしくはやりたい作業すべてをToDoリストで管理しています。
下記は実際に僕がiPhoneとMacで使っているメモ帳機能を使ったToDoリストになります。
雑多な感じですが、日付をタイトルにしてその日やる作業をリスト化しています。
Androidの方でしたらGoogle keepという標準で付いているアプリでもToDo機能があるので同じことができます。
ToDo機能が使えるのであればどのアプリでも良いと思います。
※紙でも良いかもしれませんが、サッと確認出来たほうが良いと思うのでスマホアプリをおすすめします。
この画像の場合の勉強は「スタサプ(スタディサプリ)」に該当します。
ToDoで勉強のタスクを入れることで、日々勉強を習慣化しやすくなります。
これは効果抜群なので是非とも試してみてください。
達成後の自分をイメージし、勉強時間の確保を行い、ToDo管理等で勉強を始めてから2週間もすればその状態が自然で毎日のルーティーンになっているはずです。
僕も道半ばですが、一緒に勉強を継続できるようがんばりましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
少しでも参考になれたのなら嬉しいです。